ネットカフェ難民

ネットカフェ難民の現状について調べてみました。

労働組合を中心とする市民団体の調査では、東京、愛知、大阪、福岡など19地域のネットカフェ34店舗を調べたところ、76%の店が長期滞在の利用者がいると回答。

ネットカフェの常連客を10人、20人という単位で抱える店もあることがわかった。



ネットカフェ難民の声

◎愛知県・40代男性ネットカフェ難民
家がない。正社員になれず、職を転々として当座のお金を稼いでいる。

◎埼玉県・20代男性ネットカフェ難民
ネットカフェは、週3回くらい泊まっている。解体作業の手伝いなどをして週1、2回で月3万円。父子家庭。父はイライラしていることが多く家にいづらい。

◎東京都・20代男性ネットカフェ難民
2年くらいずっといる。テレビ局で1日中働かされ、心も体も疲れて退職。収入が減り、アパートの契約更新のお金を貯金できなかった。仕事が不安定でアパートを借りようとは思えない。

◎東京都・20代女性ネットカフェ難民
両親から虐待をうけ、家に帰りたくない。友達の家やネットカフェに泊まって
生活している。

◎東京都・20代男性
飲食店の正社員。家に帰ると寝る時間がなくなるので週6日はネットカフェに泊まり、日曜日だけ家に帰る。

ネットカフェ難民とは

ネットカフェの主な利用者は若い男女や壮年男性。

仕事・娯楽、趣味でインターネットをするためにネットカフェきているほか、待ち合わせまでの時間つぶしなどに使われたり、アパートなどを借りている正社員でありながらも長時間労働で帰宅できないため日常的にネットカフェを宿泊場所として利用している人もいる。

しかし、住所もなく帰る家がないホームレス状態の若者が、カプセルホテルのようにしてネットカフェ使用している場合もあります。

その人々が『ネットカフェ難民』と呼ばれている。

ある番組ではネットカフェ難民を『隠れたホームレス』と呼ばれ紹介されたこともある。

ネットカフェ難民は年々増加傾向にあり、新たな貧困問題として深刻化していることを裏付けている。


例えば、派遣会社のアルバイトなどで何とか生活をしている人達は、できるだけお金をかけずに夜露をしのぎ、安心して寝られる場所を探したところ、カプセルホテルやビジネスホテルは安くても1泊3,000円〜4,000円くらいもかかるのに対して、ネットカフェなら数百円で7時間、8時間という長い時間自分の席を借りられるため、特に個室になっている店舗がそういった人達の一時的な寝床となっている。


*マック難民という言葉も誕生しています。ネットカフェ難民と同様、ハンバーガーショップ「マクドナルド」の24時間営業店舗に「寝泊り」する人々のことで、多くは日雇い労働者風男性だが、高校生などの若年者もいる。

ネットカフェとは

ネットカフェとは、
昔のマンガ喫茶の名称であり、インターネットカフェとも言われる。

日本では、2001年以降からパソコン本体価格の低価格化・導入の費用コストの低減、規制緩和によるADSLモデム売切り制導入の開始、電気通信事業者のみ取付工事が許されていたモデム取り付けが個人による設置が可能になったことで煩雑さが解消され、インターネット常時接続(ADSL)を定額料金で利用できる環境が整い・普及した。

これらの要素によりネットカフェの付属設備のひとつとしてインターネットが利用できるパソコンの導入が進められた。

自宅にパソコンを所有しない、あるいはネット常時接続環境導入していない人々が気軽にネット環境が利用でき、オンラインゲーム対応パソコンの導入により従来のネットカフェのマンガ単行本・雑誌と並ぶ集客のコンテンツとして人気が定着した。


ネットカフェはビジネスチャンスでもあった。

新規ビジネスとして漫画とインターネットを複合化させたインターネットカフェのチェーン展開が多くの企業で展開された。


全国のネットカフェの店舗数は2005年度には2740店舗以上となっている。

そして、まだ成長期の段階であり、今後も著しく飛躍し、2010年には全国にネットカフェ4,101店舗になるだろうと予測されている。